19日の関東信越税理士会の常務理事会報告事項に、会長諮問事項として「役員の定年制について」が制度部に諮問されたと報告がありました。


(清水会長の考え)

 会長の役員定年制は、会長職の4選禁止を去年選挙規則に設けたことに始まり、毎日発信のブログには
http://plaza.rakuten.co.jp/tshimizu/diary/201002250000/
http://plaza.rakuten.co.jp/tshimizu/diary/201002260000/
に意見表明され、機関誌「関東信越税理士界」2010.3.15号でも会長月信に「役員定年制の提案」と題し一文を掲載されています。


(体力・気力の限界)

 私の所掌職責は情報システム部であります。技術進歩が早く、私の習熟度が低いせいでしょうが、加速するIT化進捗の先に描く税理士像がハッキリしなくなっています。脳細胞のピークは25才、脳を酷使できるのは35才まで、それ以上継続すると気がふれると云われ、システム設計するソフトエンジニア・国税庁内で複雑化した税法を定める専門職も35才が限界らしい。


(平均年齢60才以上の団体では)

 税理士の平均年齢はおおよそ60才、仮に役員定年60才とすると、支部構成員の少ない支部では役職候補者が数人となる。そこで、役員定年制の実現可能性は7115名の会員を擁する関東信越税理士会(本会)だけかもしれない。


(モチベーションの継続限界)

 私のトラウマの一つに、20才で先輩から頂いた一言「人間が寝食を忘れて夢中になれるのは10年が限度」があります。税理士は専門職でありますから、先輩のように10年でニューフロンティに転身は出来ません。出来るのは活動の舞台を変えてやる気(モチベーション)の維持が必要。私は20代は東京で資格取得、30代では父親の事務所で実務習得、40代ではTKC活動、50代では税理士会活動、60代は地域社会での貢献が活動ドメインと決めてきました。


(マンネリ防止の役員定年制に賛成)

 活動の舞台を10年で区切るとすると、この舞台では何が期待され、何が学べるか、何に貢献できるかなどを考え行動しないとアッという間に10年が経過する。不完全燃焼で自分のモチベーションを萎えさせないようにテーマを求めてきました。TKCでは関信会会長のサポート、税理士会では支部会館問題に集中しました。自分なりに成果はあったと考えています。きつい言い方になりますが「10年も役職重ねさしたる成果も出なければ、自分の活動領域ではない」として、次の舞台に移るべき、所詮相性の合う合わないはある。

 長くなりましたが、清水会長の提案に賛成します。



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