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 16日季節はずれの雪が降る伊香保温泉で「TKC関東信越会 企業防衛研修会」があり参加しました。その積雪で翌日のゴルフは中止となるなど予想外の出来事が起きた研修会でありました。


(研修参加の動機)

 TKC関東信越会企業防衛委員会は予算規模が大きいので、全国から講師を招いて頂けます。自分のビジネスモデルとは違った視点で成功しているお方のお話を聞き、軌道修正する好機であります。今回は北海道釧路市の甲賀伸彦会員で金融機関での勤務経験を活かした事務所運営は参考になりました。


(事務所の態勢)

・裏経営理念 「関与先の奥様から愛される事務所づくり」 儲けるためのお手伝い
・経営方針
 (1)月次巡回監査体制の徹底
 (2)税務会計から管理会計業務へのウェイト重視
 (3)「記帳代行」は絶対に行わない
 (4)お客様・金融機関・会計事務所が三位一体となったビジネスモデルを構築する
・「所長の仕事」とは?
 (1)関与先拡大のための戦略を立て、行動を起こすこと
 (2)「顧問先の選別」と「担当を持たない事」
 (3)「気づき」はできる。その「落とし込み」が大切。
・「年度事業計画」を立て、出来ない点については「業務改善計画」で対処
・「5年後のビジョンと戦略」の明示
 (1)ビジョン(5年後にどうありたいか)
 (2)そのための戦略は何か
 (3)主な数値目標


(企業防衛行動指針の徹底)

1,私たちは、関与先の永続的発展を願い、理念に基づく保険指導に事務所全員で取り組みます。
2,私たちは、全ての関与先の「標準保証額」を算定し、指導します。
3,私たちは、関与先の保険契約が適正に継続するよう、助言・指導します。
4,私たちは、関与先に最も適切有利な保険を指導実践するための事務所体制を構築します。

甲賀会計の実践小道具は「生保マトリックス」で、タイプ別保険料負担を提示する表を携帯。


(巡回監査の意義)

 巡回監査とは、関与先企業等を毎月及び期末決算時に巡回し、会計資料並びに会計記録の適法性、正確性及び適時性を確保するため、会計事実の真実性、実在性、網羅性を確かめ、かつ指導することである。
巡回監査においては、経営方針の健全性を吟味に努めるものとする。
巡回監査は、毎月行う月次巡回監査と期末決算時に行う決算巡回監査とに分けられる。

 税理士の行政処分(資格停止外)の多くは、決算期末において社長から「こんな多額な税金は納められない」との一言に、道を外すことがその原因であるとのこと。



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