「バックオフィス革命」という見出しが気になり、「日経情報ストラテジー 2010.7」を読みました。記載されている内容は大手企業の事務処理を外部委託し、その多くが中国大連に集結し、さながら日本の「事務工場」が林立しているとのことであります。間接業務・事務処理業務はコストセンターであり、その命題はコストカットであります。大連に外部委託した企業では億単位で削減が実現されていると説明されています。


(消えた雇用の場)

 私の地元でも、統計会社の事務受託会社が大きなビルを建て、多くの従業員を雇い、入力業務を行っていましたが撤退しました。また、市内にあった大手企業の支社・支店では総務・経理業務が大宮に統合され、営業・サービス部門だけ残っています。オフイスビルも空きが目立ち、雇用の場が激減しています。地元住民の子息は雇用機会を失っています。


(賃金格差)

 大連の人件費は日本の4分の1とも5分の1と云われています。いま中国では賃金が高騰しているとは報道されていても、そう簡単に雇用の場が戻ってはきません。ならばどうするか真剣に考えなければなりません。オリジナル特産物・付加価値の高い工業製品・アジア富裕層向けの観光振興など出来るものから早急に着手しなければ、先達が築き上げてくれた豊かな生活が目の前で崩れていく様を見ていかなければなりません。



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