事業において社員教育は永遠のテーマ。時代の変化に対応できるスタッフがいなければ、事業そのものが取り残されてしまう。自分の能力開発もままならないのに、他人に対して影響力を発揮することはお門違い、「人間は25歳を超えたらかわれない、お終い。」と云われてはいますが。


(社員教育に参考になる言葉)

 過日の「経営力育成実践講座」で、酢屋亀の青木社長は「賽の河原の石積み」と表現されました。TKC全国会創設者飯塚毅先生からは「担雪埋井(たんせつまいせん)」と教えていただいております。ポイントは同じで「社員教育に終わりはない」と云うことであります。


(担雪埋井)

 禅語で、言葉の通り「雪を担いで井戸を埋める」であります。井戸に雪を投げ続けても、井戸水の中で雪は溶けてしまいますので、井戸を埋めることはできません。息長く社員教育を継続し、思いを伝えていくことが肝心とのこと。


(賽の河原の石積み)

 言い伝えに「親より先に死んだ子供は、三途の河原で落ちている石を積み上げなければならない。しかし、やっと高いところまで積み上がったと思ったら、鬼がやってきて、崩してしまいます。石積みが終わることはない。」があります。青木社長は社員教育も同じではあるが、「それでもやっている中に底の部分は確実に高くなる」と自分の経験を語っていました。


(それでも諦めない)

 どうしますか、社員教育を諦め、時代の変化に対応できない、求める能力のない社員は辞めさせ、事業展開していきますか。それではいつまで経っても階段を上がったり下がったりするだけで、事業発展は期待できません。経営者は選ばれし者、自己実現のためにも、社員の幸せのためにも、社員教育投資を諦めることはできない。



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