生業家業としての商店主の息子に生まれれば、店を継ぐ事が運命つけられる。自分も税理士の息子として育ちましたので「お兄ちゃんもお父さんと同じで税理士になるんだよね!」と云われてきた。


(息子の反発)

 反抗期では家業を継ぐ事に反発を覚え、家業とは真逆の職業にならんとする。自分は理工系を選択し土木屋を志望した。あるキッカケで税理士をめざす事となりましたが、家業を継いでも父親のやり方にいちいち文句をつけるのも、ごく普通の息子の姿であったと思い出します。


(生業家業を離れる)

 自分と同じように家業を継いでも40年、同じ境遇の息子が今でも開業を継続している事は珍しい。時代の流れに零細事業では生活が成り立たず、再就職の道を歩んでいます。商店の若旦那は大変。仕事だけでなく、商店街に課せられた責任が重いことも気になります。


(商店街に期待される事)

 市役所のパンフレットには、「まち」の「顔」とも言える商店街は、身近な買い物の場としてでなく、街路灯整備、防犯活動な地域の安心安全、お祭りやイベントといった賑わいづくりを行うなど、地域コミュニティの中心的な役割を果たしております。とあります。この諸行事の担い手が商店の若旦那であります。


(若旦那の苦悩)

 ごく普通の新入社員なら、新入社員教育を受け、継続的な専門能力を身に付けていきますが。若旦那は父親と番頭さんの背中を見て泥縄的に商売を覚えるしかありません。理屈もなく同じことを身に付ける事だけであります。大会社に勤めた友人と比べると自分の境遇が悲しくなる事もあります。


(町の発展が店の発展か)

 いま多くの商店街はシャッター通りになり、店売りでは生活できなくなっています。ならば、これまでの商店街への労働奉仕は何だったのかとの疑問が出ても不思議ではない。この労働奉仕も共同社会への負担行為であるなら税金と何ら変わりはないでないかとの思いも出てきます。中小零細企業に課せられる負担の重さを考えさせられます。



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