税理士会長野支部の前女性支部長は挨拶の中で「丈夫(ますらお)」という言葉を使い、男性税理士の奮起を求めていた。普段「大丈夫」としか使っていない「丈夫」とはどのような事柄を指すのか気になりました。


(辞書によれば)

男(おとこ)   :耕作地で生産する働き手で、女の対比語
漢(おとこ)   :男の中の男という美称
丈夫(ますらお):一人前の男の中でも取り分け優れているものを指し、転じて危なげ無く、しっかりして様をさす


(さて、女性支部長の期待は・・・)

 現在、税理士のほとんどは男性であります。税理士会が活性化し、社会的貢献を成し遂げるには、男性会員にしっかりして頂きたいとの気持ちの表れか。男の中の男「漢」ぐらいの努力では不足で、それ以上に優れた働きを見せるのが「丈夫」となると大きな期待なのか、大したことないとのあきらめの思いなのか不明。


(悪源太との呼称は・・・)

 NHK大河ドラマは「平清盛」の時代に書かれた「平治物語」には、「悪源太義平」との記載があり、強く猛々しい武士として源義平を描いている。個々人の働きがもて囃される時代の表現かもしれないが「おとこ」の美称には違いない。


(現代の地上の星は・・・)

 女性支部長の嘆きの通り、自分の周りに「地上の星」が育っていないことも事実なのかもしれない。では「地上の星」を「偉人」とし、草創期の京都帝国大学の日本史教授であった三浦周行先生の「偉人が出現する五つの条件」をみてい見ると。
(日経 2012.3.29 幕末から学ぶ現代 山内昌之東大教授 )

1,時局の行き詰まったとき
2,旧勢力の「力」ではもはやどうすることも出来なくなったとき
3,最もよく新たな時代にはまった人
4,すこしも前例や時勢にとらわれないで思い切った仕事をできる人
5,その人の出現する前に先人がすでにある程度の準備行動をとっていたこと


(我々に課せられるのは準備行動)

 我々は、「悪源太」のように行動が出来ずとも、「丈夫」として秀でていなくとも、準備行動を重ねることはできるはず。次なる世代に正しく世の中を判断できる目を養って頂くために、大人として先人から受け継いだ智慧を確実に継いで頂くための行動は最低の義務でないか。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・