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 29日金曜日、松本で隣接士業政治連盟合同研修会が90名の参加を頂き開催されました。各士業代表者から、長野県2区衆議院自民党候補者務台俊介氏に、質問を行い、務台氏が答える形式で研修会を進めました。


(主催者の開会あいさつ)

 合同研修会開催を案内申し上げましたところ、長野県行政書士政治連盟、長野県社会保険労務士政治連盟、税理士による務台俊介後援会の皆さまにはご賛同頂き、多くの皆さまの出席を頂く、合同研修会になったことに実行委員会を代表しました御礼申し上げます。

 さて、「社会保障と税一体改革関連法案」は26日、賛成多数で衆議院可決しました。少子高齢化で社会構造が大きく変貌している我が国に於いて、持続可能な社会保障制度を確立し、公的債務1000兆円に迫る勢いで増加している現状を踏まえ、国家予算の半分は公債発行で賄う危機的財政を再建し、経済成長を両立させ再生を図ることに第一歩を踏み出せたことには安堵致しました。

 私の好きな小説家司馬遼太郎は、明治維新を成し遂げ、欧米列国の侵略から日本を守ったのは、支配階層にあった武士道の精神があったからこそと述べています。しかしながら、最近の政局を見ていると、薄くはなっているだろうが大儀のために働く武士道のDNAを見いだせません。政治は国民の鏡ではなかろうか、我々が日々に接する国民が豊かになり、国の行く末を案じる気持ちの曇りが自分の鏡に出ているのではないか。

 我々士業は、この情勢を憂い、我々の資格は、社会の公器として国民から負託された社会的制度として、健全な国民を育てるという大儀に報じることが求められ、時あれば、立法に建議・意見具申を期待されております。

 我々は単に自らの生活のために日夜働いているだけでなく、国家百年の計のために、政治を望ましい姿へ変革することを、国会議員に働きかけることが求められている。一組織では十分な波になり得ないかもしれませんが、一人ひとりはは「地上の星」であったとしても、集団となれば大きな力になり得るのではありませんか。

本日の合同研修会が、その新しい一歩であることを願い、開会のあいさつといたします。


(各士業からの要望事項)

長野県税理士政治連盟

1,消費税において、納税義務の免税制度を廃止し、原則としてすべての事業者を課税事業者とする。
2,消費税の基準期間を廃止すること

長野県行政書士政治連盟

1,生活保護の市町村行政の業務委託を受け、真に困窮する国民を助けることは行政書士の使命。
2,外国人在留資格者は、農業を含め簡単に海外移転できない業種では重要な労働力であります。行政書士が外国人の入官の窓口業務民間委託を担い、高齢化が進む日本経済の雇用確保に貢献したい。


長野県社会保険労務士政治連盟

1,「歳入庁」の創設について、社会保障制度ならびに税制度について、どのようなグランドデザインを描こうとしているのか明確にして欲しい。
2.中央省庁の民間業務委託先が社会保険未加入であることが発覚した。入札などの条件に社会保険労務士の行う「労働条件審査」を加えて欲しい。


(務台候補の返答)

 専門家の意見を聞かず、選挙対策としてスローガン化した「歳入庁」、国家公務員減少を踏まえ各士業が行政サービスをアシストすることを考える上で、「・・・やらしてみたら!・・・」とする風潮に流されていると考える。物事、特に国政での政策は「客観的事実を踏まえ、熟慮した意見の表明」でなければならない。国が国民に何が出来るかではなく、国民に何をお届けできるかという「デリバラブル」という発想の転換が必要であります。


(初めての試み)

 国の行政と国民の間に、社会的制度として士業があるのですから、国民の便益を最重点にし、国民にどのようにしたら効率よく行政サービスをお届けできるかの発想で、各士業の要望事項を調整し、立法に建議を行うことは当然のことと考え、今後も協働の機会を増やし、国民のためを大いにアピールしたい。




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