先日、新橋駅で古書市があり、ぶらりとのぞいた。
どうせ、家まで一時間はある。手持ち無沙汰なので
1冊購入。宮崎学「カネに死ぬな 掟に生きろ」である。
              (おきてにいきろ)

まあ、すごい人がいるものだ。
ヤクザ組長の父と博徒の娘である母をもつ。
家業の土建屋が倒産。30億の借金があっても平気?
なすごい人だ。

生き方を、学んだ。
「「突破者」として生きるということは、常に少年のように
心をときめかせることだ。」少年は、損や得を
考えない。ただひたすら面白いことに恋い焦がれ
自分をヒーローにしてくれる舞台を求めている。」(同書P31)

彼は、破天荒な生きたかをしてきたようだが、言っていることは
よくわかる。

裏社会の構造を実体験から書かれていた。

人は生きるにあたり、よりどころを求める。
それは何か?
それは、普遍性である。
人は必ず死ぬということだけが約束されている。
それ以外のことは虚構にすぎない。
と、著者は言い切った。(釈迦の生老病死である!)

かれが、サラリーマンに「ボクはあなたのように強くないから・・・」
と言われて、誤解だ、小心者であるがゆえに、どんなときも
自分の身の上に起こるであろう最悪の可能性を考えることによって
生き延びてこれたのだ。そしてその最悪の事態の可能性を考えたときこそ、
力のないわたしは居直って生きることでしか対応できないのである。
そうしてわたしは生きてゆく。楽しく生きて楽しく死ぬ。
それがわたしのよりどころかもしれない。(同書P285)

ヤクザがカネを巻き上げる三パターンは
①脅す
②ゴネる(お前のせいで、XXになった、どう責任とるんじゃい?)
③居直る(殺すなら、殺せ!今すぐここで。気持ちよくやってくれ!)
だそうです。

ご参考まで。

私にとっては、なんだろう?
世の中をもっとよくしたいだけなんですが。
聖人君子のつもりか、はあ?
と言われそうですが、それしか心に浮かばない。

本日も読んでくださりありがとうございます。感謝いたします。