東日本大震災から2週間が経過しました。巨大地震・大津波・原発事故は日本の有史最大の災害となっています。近年の出来事で云えば、欧米列国の植民地になることを防いだ明治維新と極東の貧しい農業国を運命付けられていた戦後復興を先人の叡智で乗り越えてきた日本の「三度目の奇跡」を成し遂げられるか否かの瀬戸際に我々は立っています。


(膨大な復興費用)

 被災を免れた国民の多くは募金箱に生活費を割いて寄付を行っています。その集められた資金を有効に使い「第三の奇跡」を起こすには復興のグランドデザインを国民に示し、国民の総力をまとめる国の指導者の顔が求められる。しかるに、現状は単なる説明役を演じる方は多いが、国民を鼓舞する復興のビジョンを語る姿が薄い。


(国のために尽くす)

 災害の最前線では、行政職員と東京電力職員・関係者、自衛隊、消防、警察、米軍などが献身的奉仕を頂いている。被災され無かった国民は、募金と援助物資の提供に励んでいる。そこでお願いでありますが、首相閣下は常日頃「政治主導」という言葉を使っておられる。であるならば、国会議員をして、手本としている英国の「ノブレス・オブリージュ(貴族の義務)」を果たすべく、復興の道へ結集させるべきではないか。


(何故、行動が見えないのか)

 選ばれし者であれば、被災から2週間経ち、被災地までの道路が開通している今、国会議員が支援物資を満載したトラックのハンドルを持ち、被災地を廻る姿が見えてきても良いのではないか。それが国会議員の義務でないのか。首相閣下が市民運動から生まれたのであるならば、市民の窮状を救う姿を見せて欲しい。ヘリコプターで視察するだけでは十分でない。


(がんばろう日本)

 政治家は身を挺して国を救うのが仕事である。現職の国会議員は、日本の歴史の中で自分の命をさらした経験がない初めての世代であります。国会議員は一人ひとり自分の行動が歴史に残る、ひ弱な政治家と云われないために奮闘して欲しい。特に、1人で立ち上がり長州藩をまとめた高杉晋作を畏敬する首相閣下には、日本国民の期待は高い。国民の先頭に立ち、国難に立ち向かうことを切に願います。




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