3月の第三土曜「NPOシニアの会セミナ」は17日でした。相続税の理解より円満な財産継承が大事で、何が財産なのかをポイントに聞いて頂きました。


(財産とは何か)

 日本の相続財産に占める土地の割合は高い、少子高齢化で必ずしも土地は希少価値の高かった時代は過ぎていますが、地方行政における固定資産税は大事な税収項目であり、行政的な立場から土地の時価が下がったからと云って固定資産税は下がらない。時価は下がっても税金は変わらない状態が続きます。


(土地は生き物)

 相続の一例として、家を継ぐ長男には自宅と家業に必要な土地を相続させ、次男には母屋から離れた土地を相続させると遺言書に書いたケース。時間の経過で離れていた土地は道路用地として収容され多額の現金が売却代金として次男が手にした、その上にロードサイドビジネスとして定期借地権用地として毎年賃借料が入金して生活が豊かになった。長男は一銭の現金を手にすることはなく農家の貧しい生活のままであった。


(遺言書は書き換える)

 土地の経済価値は変化する。しかしながら、道路建設は突然決まるのではなく、行政による都市計画はずいぶん前に決まっているのであるから、上記のような思いもよらぬ相続財産分配のアンバランスが生じないように、土地の価格が変化する情報があれば、遺言書を書き直さなければならない。そのためには、自分の住む地方の歴史を理解し、町の中心点の移動に関心を持つべきです。


(同じ話しでもポイントを変える)

 前回ハウスメーカーのセミナーでは反応のあった話題が受けなかった。参加者が地主だけであった前回とは違い、今回は客層が違った。参加者の目を見て、レジメに縛られなくその関心のある項目を話そうとしたが、関心を示さない目線の時間が長かった。もっと話題を豊富にしなければならないと反省した。セミナー終了後には質問もあり、感想文内容も良かったが、目は正直、思いやりのある参加者に感謝。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・