昨日25日、産経新聞皿木論説委員の記事を読んで、今の政治の混乱が一部理解できました。


(皿木論説委員の要旨)

 戦後世代は「国」から隔離されるように育った。日本史では、この国の成り立ちや国を護ってきたきたことの尊さを教えられることはなかった。首相と同世代の戦後育ちは、国家観や国や国民を護るための価値観を全く身に付けていない。経済的豊かさに満足し、自立と名誉を忘れ、「国益」や「国防」といった言葉に拒絶反応を示す人が多い。これまでの「国」を考えさせなかった戦後教育の罪は大きい。


(敗戦の犠牲)

 今話題の沖縄では連合軍との戦闘があったが、満州でもソ連軍との戦闘があり、多くの犠牲者と戦時賠償として57万人が夏服のまま酷寒のシベリヤに抑留され、戦勝国ソ連の国家建設に数年間使役された。ソ連以外の占領地からは使役に使われることなく帰国できたのに、敗戦国日本として何らソ連に抗議も出来ず、多くの 同胞を栄養失調状況で死なせてしまった。


(戦前のすべてを「悪」とする戦後の風潮)

 学校教育の歴史科目では、教師はことさら近代史を教えることを避けた。私は、再び戦争にならないために失敗例を学ぶことは大事であると考えていたので、戦前学生を戦地に送った事実から逃げている教師の姿が見えた。国旗掲揚に反対する形式的な抵抗はしても、自虐的歴史観以外の「国家観」を弁ずる教師に出合ったことはなかった。今、日本の国の有り様を真剣に考えなければならない時、国民のほとんどは考える土台を持ち合わせていない。これは教育の失敗ではないか、皿木産経新聞論説委員の意見に賛意を示したい。




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