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 熊本での会議出席の機会をいただきましたので、2日の午前中に熊本城見学しました。二時間の見学でした。半分位かけ走り見てきました。


(物見遊山的感動)

 入園管理事務所の職員にお城見学の経路を尋ねたら、「信州には松本城がありますね」と云われました。アルプスを背景にする松本城の見事さは事実ですが、信州のお城は多くは甲州流で規模的には小さく、鉄砲・大砲を前提とする築城でなく、南西戦争の籠城戦に耐えられた熊本城とは比較にならないと答えました。

 確かに石垣の幾層にも重なる熊本城の石積は素晴らしい。54万石の大大名としても大きい城で、徳川幕府の対薩摩を強く感じました。確かに熊本で守らないと博多まで平地が続き九州を守りきれない。西南戦争でも、熊本城籠城と田原坂での攻防線で、薩摩藩中心の士族軍を農民や会津藩など旧幕府兵で構成された政府軍は必死に守りきった。兵器の性能が武士の戦闘意欲を上回り、時代の変化をもたらしたとも考えられますが、双方の戦闘意欲はどうだったかと考えながらお城を歩き回りました。


(お城の見学)

 これまで、信州のお城、徳川がつくった名古屋城・大阪城・和歌山城・彦根城、長州・薩摩への備え姫路城など多くのお城を見学してきました。築城は城主の石数だけでなく、その脅威によって城郭の構えが違ってきます。西日本では関ヶ原の西軍であった大名家に対する備え、北方では弘前・松前など異国を意識した備えと違っています。北海道五稜郭のように西洋流の築城もあります。その城に立ち、敵味方が持つ大砲・小銃・弓矢の飛距離、兵力差を思い浮かべ、どのような攻防戦を想定して築城したのかを考えるのは楽しみ。




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