昨日届いた「月刊ジャーマック(財団法人日本医業経営コンサルタンツ:機関誌)」に、今回の大震災で被災した知人の記事が13ページにわたって掲載されていた。病院は無事でいて欲しいとの願いは虚しかった。写真もあり、これで良く犠牲者を出さずにいたものだと知人達医療関係者の「現場の働き」に敬意を払いたい。


(国会は何をしているのか)

 知人のように何もない状態で必死に患者の治療に当たっているのに、国会は持てる能力をつまらない意地で国民の生活を忘れ、期待されている働きをしていない。6月には国の財源が枯渇する。歳入の40%を占める赤字国債発行法案の行方が見えない。義援金さえ届かない被災地だけでなく、予算の執行が遅れれば、政府機関の機能停止となり、広く全国で仕事にならない。国民の生活を犠牲にしてまでの意地の張り合いは、次の選挙で現国会議員の当落に大きく影響するのは良しとしても、また新人の大量当選、官僚と連携できない経験不足の政権が誕生し、もっと多くの不幸の連鎖が始まると思えば情けない。


(天災でなく人災)

 国内総生産(GDP)の2倍もの政府債務(国債残外)を抱え、震災復興という待ったなしの仕事が与野党の国会議員に任されている。国民の痛みを伴う財政赤字の削減は強い政治のリーダーシップが必要なのに、小さな意地に固まっている「ひ弱な政治家達」と有権者は見ている。国民は誰でもこのままでは「国が破綻する」と漠然と感じている。判断情報の少ない者は現状にどっぷり浸かっていて、苦痛を伴う変化に自ら動くことは出来ない。そこで、政治が国民の背中を押して「新しい成長」のために動きだささせる指導力を発揮してもらわなければならない。自分が貧乏くじを引きたくないから、駆け引き明け暮れて、国民を地獄の果てまで追いつめる「国の財政破綻」というショック療法を座して待っているのか。政治家よ目を覚ませ。



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