9日の、全国相続協会 相続支援センター 設立記念講演会には一般方250名の参加を頂きました。第2部はさわやか福祉財団理事長・弁護士の堀田力先生と聖路加国際病院日野原重明名誉医院長の提唱された「新老人の会」信州支部代表世話人・フジゲン株式会社会長の横内祐一郎氏の対談でした。


(堀田力先生の言葉から)

 ボランティアを考えたのは、ロッキード事件でアメリカでの証人尋問にたどり着けるため、現地でアメリカの弁護士とのやり取りに苦労していた時に考えたとのことでした。
 こころ開いて自分を受け入れて頂ける雰囲気にうれしさを感じた。人と人のつながりは財産である。人の人生が幸せなのかは「自分が生きて来て良かった」と思えることであります。たとえ苦労の連続であっても最後に良かったと感じられれば、素晴らしい人生だったのです。人は持っている財産の多さでなく、得られた社会的地位でなく、如何に人のために役に立って来たかと思えれば、素晴らしい人生と云えるのである。


(横内祐一郎氏の言葉から)

 堀田先生のお話は、相手を誉め、相手を認める事と理解し大いに感銘を受けました。遺言書は絆であります。「きずな」の漢字は、「糸」で自分と相手とがつながっていること、「半」と云う字は、自分だけでは中途半端、相手があって収まること。自分の事だけを考えるアメリカ式の自己中心主義でなく、日本人の伝統的な精神文化は絆なのであります。今回の東日本大震災復興で、日本人の精神的強さを再認識できたことは神のおかげであります。日本人の精神文化を誇る新しい時代が来たのであります。経済活動でも、お金は人間につながって始めて価値が出る。人間は他人とつながりがあって価値がでる。心とこころとのつながる糸が集まり、「縦」と「横」の関係が出来れば布になる。その布が日本の誇り、そんな誇りにあふれた布で社会を包み込むことを願う。


(絆を中心にした社会を)

 東日本大震災は被災地に甚大な被害と復興に向けての苦悩が生まれています。一方で、これまで物質万能・拝金主義的な風潮がマスコミに煽られ、日本の行く末が心配でしたが、今回、我々が目にしたのは被災地でがんばってくれる若いボランティアの姿と被災地の方々の凛としたお姿でした。半世紀にわたる戦後教育下で微弱になっていると考えられた日本人の精神文化は若者のこころの中に健在なのです。このこころを活かす社会を見える形に再構築することが大人の役割と知りました。



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