奉仕活動(ボランティア活動)は、神戸の大地震に始まり、昨年の東日本大震災での救援活動で国民の認識が大きく変化した。


(これまでの奉仕は)

 恵まれない気の毒な人のために行う奉仕活動という認識で「~してあげる」という奉仕感が強かった。少し高い目線であった。自分もライオンズ活動で施設慰問に従事してきても、慰問先からの冷たい視線を感じる事があった。


(これからの奉仕は)

 二つの震災を経て、奉仕活動は子供も、高齢者も、障害者もともに生き、ともに学び、ともに育ち、ともに暮らしていくために「何かをやりたい!」と思い、主体的に行う活動に変わった。「自分の出来ることをして自分自身を向上させる」という考えに変化している。

 人がだれでも持っている「やさしさ」や「思いやり」を周囲の人や生物、自然や環境のために役立つことをすれば、自分自身のことになる。(参考:フリー百科事典「ウィキペディア」)


(貢献する奉仕活動)

 自由経済社会では経済成長はしているが、新たな貧困を招いたことは事実であります。また、国の財政難で社会福祉支出が削減されている分を地方行政、企業と個人などからの財源や資源を集め、知恵を絞って地域の問題解決にあたる努力がはらわれている。

 なお、ノンプロフィット・センター(非営利活動)の経済活動は、米国ではGNPの5%程度を占め、雇用の約8%を占めている。センターの収入は3分の2が個人や民間企業からの献金(非課税措置あり)およびサービスで得た収益で残りが連邦政府の補助金と聞きます。(参考:日本経済新聞「経済教室」1990.2.17記事)


(ライオンズクラブの奉仕活動を考える)

 我々ライオンズクラブメンバーは地域に暮らし、市民とともに生活や経済活動を行っています。日常生活の中で、一人の住人として取り巻く環境に、自分たちだけで奉仕活動を行うのでなく、市民とともに自分たちの問題として解決する方法を模索していく必要がある。一つひとつの団体が個々の思いで行動するのでなく、同じ思いを共有するテーマについては協働して、問題解決にあたることで大きな成果をあげることが出来ないか。

 例えば、従業員による災害時の救援活動、地域コミュニティの構築、起業家精神の育成、環境プログラムなどで、経営者と従業員が自分の勤務する地域社会に働きかけ、貢献することが出来ないだろうか。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・