今年のシニアの定例1月セミナーは「頑張らない介護をお手伝いして」と題して、長野市内で介護業を営んでいる有限会社ほほえみ代表丸山恵美子氏よりお話ををいただきました。今、私は骨折し周囲の方々にお世話になる身となり、お話の内容が身にしみましたので、ここにデジメを紹介します。


(からだの基本的老化)

・予備能力の低下:無理やがんばりがきかなくなる
・適応力の低下  :自己を変えるのがむずかしくなる
・防衛反応の低下 :肺炎になりやすい、事故にあいやすい、ストレスに弱い
・回復力の低下 :病気をすると治りにくい、運動による疲労も若いときより回復が遅れる


(運動器官の老化と感覚機能の衰え)

(運動器官の老化)

・骨・脊柱 :骨粗しょう症→骨に「ス」が入ったような状態。骨がもろくなり、
       転倒などで簡単に骨折したり、
       脊柱が自分の体重に耐えられず猫背(丸背)になる
・関節    :関節の軟骨がかたくなり衝撃吸収力が弱まる→ひざ痛
        関節周囲の組織の弾力なくなる→可動性の低下
        →動かさなければいっそう動きにくくなる
・筋肉・筋力:持続力の低下。筋肉がやせる→骨折しやすい
       水分貯蔵庫の役割減退→脱水症を起こしやすい
・神経系  :動作が鈍くなり、安定を欠く→転倒→骨折
      :手指の動きも滑らかさを欠き、不器用になりがち

(感覚機能の衰え)

・視覚   :老眼。明るくないと字が読めなくなる。目測の誤り
・聴覚   :高音域聞きとりにくくなる。
        早口や雑音が混じる会話では言葉を聞き分ける能力が低下
・感覚神経 :痛覚、触覚、温度感覚が低下→ケガややけどの発見が遅れる。
       内臓の痛みなども鈍くなり病気を見逃す。
       平行感覚の低下→バランスがくずれる→転倒



(ジッとしていると動けなくなる)

外国にはない「寝たきり老人」という言葉

(ささいなことがキッカケで動けなくなる)

・病気やケガの治療で長期間寝込む
・風邪をひいたりして寝込む
・転んでから動くのが怖い
・関節や腰が痛くて動きにくい
・老化が進んで身体的にも精神的にも活動性が低下してきた

(世話のし過ぎが逆効果になることも)

 世話をしてくれる人がいて自分で動かなければ、これは楽なこと。そのまま動かない生活に慣れてしまいがち。しかし、その陰でからだの機能は徐々に衰えていきます。

(閉じこもりは寝たきりの前兆)


(身のまわりのことはできるだけ自分で)

・早期離床を心がけ残された能力を支援する
・手をかけず、目を離さずを基本姿勢に
・自分の力でしたい食事・排泄・身だしなみ



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