新年おめでとうございます。といっても、もう2週間がたちましたが、私にとっては今年初めてのブログとなります。
 一年の計は元旦にありとよく言われますが、今年は還暦を迎える年、どんな1年になるのか一度じっくり考えてみようと思って、お正月に伊勢神宮に参拝など予定していました。
 元旦の朝、いつも通りお墓参りに出かけ、サークルの新年互例会に出席して昼すぎに自宅に帰り、家族でお雑煮を食べてまでは予定どおりだったのですが、この食事中に父(数え年で106歳になりました)がお餅をノドに詰まらせ手しまったのです。
 そしてなかなか取れないので、掃除機で吸引しようと試みたのですがダメで、父は意識がなくなってきたので急ぎ119番へ通報、救急車が来るまでは、電話口で応急の指示をうけ人工呼吸を続けました。
 5~6分して救急隊がきて処置をしてもらいどうにかお餅は取れました。しかし、意識は失ったままで病院へ搬送、約2時間ほど手当を受けたのち、医師より説明が
ありました。
 お餅を詰まらせたときに低酸素の時間帯が続き、血液が脳に十分にいかなかったために脳に損傷があり、年齢からいって意識が回復するのは難しいといわれました。ベットに寝ている父の姿は、ほんの3時間程前に元気にお正月の挨拶をして一緒にお雑煮を食べていた父とはまったく別人の姿でした。それから、4日間のお正月は想像もしていなかった病院での看病となってしまいました。
 元気な父でしたので、もっと長生きをしてくれるものと思っていたのですが、今となっては少しでも頑張って生きていてほしいと願うしかありません。
 今日現在も意識は戻らずただ呼吸をしているだけの父ですが、寝顔は穏やかで、100年の人生を一生懸命に生きた満足の顔にも見えます。
 そんなことで始まった2009年、今年は私や家族にとって大きな節目となる1年でしょう。しかし何があっても父のように、明るく、楽しく、そして人に元気と勇気を与えてくれる人になれればと・・・。    
                        
 業務1課 課長 源  忠