先週末、妻の実家の松山からお母さんが京都に観光に来るということで、一緒に観光地に行ってきました。この地で生まれ育ちながらなかなか普段は京都の観光地に足を運ぶことがないので、京都の社寺仏閣についての大した説明もできず、逆に観光本を熟読しているお母さんのほうが詳しかったりで情けない思いをしたのと同時に、我々京都人は遠くからわざわざ観光に来られるほどの何と素晴らしい場所に囲まれて生活しているのかというのを実感しました。
 いくつかのお寺をまわったなかで、大徳寺の塔頭寺院(本山寺院の周辺にある関連寺院のことを塔頭寺院と呼ぶそうです)の一つである高桐院(こうとういん)が特に印象深く、ひっそりとしたたたずまいに色鮮やかな紅葉が神秘的にさえ感じられました。中学生のころまでこの大徳寺のすぐ近所に住み、大徳寺の境内をしょっちゅう自転車で走っていた私ですが、身近にあるお寺がこのような素晴らしいものだと感じ、まだ自分の知らない身近な観光地の魅力を知りたいと思いました。

 業務2課
 進藤力也